北海道産 黒千石の特徴

一般的な国産大豆と比べると、黒千石の栄養成分は、タンパク質は若干少なめで、脂質は多く、ナトリウムは国産大豆の5倍近くあります。
また、機能成分であるポリフェノール含量については、
豆類の中で最も含まれている小豆(0.4〜0.6g)の約2倍(1.3g)含まれています。
(日本食品分析センター・データーより)

黒千石事業協同組合では北海道産黒千石の生産量を増やす努力をしていますが、 平成20年度時点で350トン程度の生産量しかなく、一般市場への流通は大変限られています。
グラフ:黒千石と他の豆との生産量の比較

北海道の冷涼な気候のおかげで、病害虫駆除のための農薬使用が少なく、安心・安全な生産体制下で栽培しています。
黒千石事業協同組合では、今後もさらなる減農薬・減肥・有機肥料の採用に取り組んでいきます。
写真は、北海道・北竜町の田園風景

他の大豆と比べて極めて小粒(100粒重さは10〜11g)で種皮は光沢があり黒色です。
中身は、きれいな緑色です。
写真は、手前より黒千石、黒豆、丹波黒豆

北海道の大地と水、寒暖の差が大きな気候の中で、こだわりの農家が日々努力を重ねながら栽培しています。
ほのかな甘みと風味、また小粒種独特の食感があり、料理研究家や一流レストランシェフなどから高い評価をいただいています。
写真は、黒豆水煮と黒豆ご飯

2008年6月、北海道大学遺伝子病制御研究所の西村孝司教授と東京の食品開発コンサルタント「パイコーポレーション」との共同研究により、黒千石にはリンパ球を刺激してガンへの免疫力を高めたりアレルギー症状を抑えたりする「インターフェロンγ」を生み出すよう促す成分が今回調査した大豆や小豆など計7つの豆の中で唯一含まれていることを動物実験により発見しました。
今後は、「インターフェロンγ」を生み出すよう促す成分の同定や、健康効果の実証が課題となっており、食品関係者や医療関係者など、各方面から注目を集めています。
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※本ページは黒千石事業協同組合様の資料を参考にしています。